分類

韓国伝統音楽の基本用語を説明します。少しずつ更新していきますで、気を長くしてお付き合いください。                                                                  2020.03.14

国楽

韓国では伝統音楽を「国楽(국악/クガク)」と言う。

国楽は大きく「正楽(정악/ジョンアク)」と「民俗楽(민속악/ミンソクアク)」に分けられる。

正楽は宮中で祭祀、祭事時に演奏する「祭禮楽(제례악/チェレアク)」と両班(양반/ヤンバン)達の生活の中で好まれていた「風流音楽(풍류음악/プンニュウマク」と「正歌(정가/チョンガ)」、主君や高官の行次時に演奏する「鼓吹楽(고취악/コチュアク)」などである。

民俗楽は、庶民の哀歓音楽と言える。
声楽曲は「パンソリ(판소리)」「短歌(단가/タンガ)」「先ソリ(선소리/センソリ」「雑歌(잡가/チャプカ)」「民謡(민요/ミニョ)」、器楽曲は「散調(산조/サンジョ)」「シナウィ(시나위)」「風物(풍물/プンムル)」「サムルノリ(사물놀이/)」、また宗教音楽「梵唄(범패/ポンペ)」と「巫俗音楽(무속음악/ムソクウマク)」がある。

民謡

労働する人達の魂の中から自然発生に生まれた歌を言う。
農村、漁村に限らずどこに行っても情味な民謡がない地域はない。

民謡は大きく「郷土民謡(향토민요/ヒャントミンニョ)」「通俗民謡(통속민요/トンソミンニョ)」に分けられる。
素朴で純粋な郷土的な匂いが漂う労働する人達の魂の民謡を「郷土民謡」言う。
専門の唱者が歌う洗練された民謡を
「通俗民謡」と言う。

民謡の特徴の一つに、大勢で歌うときは音頭を取り、その対して受け応える。という形をとる。

民謡を道ごと「팔(8)도/パルド」に分けることができる。地域ごとによるイントネーションによるものである。
南道民謡、西道民謡、京畿民謡、東部民謡、済州民謡などにわけたりもする。

南道民謡は全羅道の民謡で西洋音楽の短調に近い「界面調(계면조/ケミョンジョ)」の旋律が多く、京畿民謡や西道民謡は明るく綺麗な音から比べると濁っている感じになるのが特徴である。
よく知られている南道民謡には「육자배기/ユッチャペギ」「진도아리랑/珍島アリラン」「농부가/ノンブガ」「강강술래/カンガンスルレ」「새타령/セタリョン」「개고리타령/ケゴリタリョン」などがある。

「黄海道(황해도/ファンヘド)」と「平壌道(평양도/ピョンヤンド)」地方の西道民謡は他の民謡より小刻みに震わせる唱法が、発達していて微妙な装飾音が多い。
黄海道地方には「산염불/サンヨンブル」「자진염불/チャジンヨンブル」「긴난봉가/キンナンボンガ」「몽금포타령/モングンポタリョン」「수심가/スシムガ」「긴아리/キンアリ」など
平安道地方には「
수심가/スシムガ」「엮음수심가/ヨックムスシムガ」「긴아리/キンアリ」「자진아리/チャジンアリ」などがある。

京畿民謡は、西洋の短長に似ている「平調(평조/ピョンチョ)」の旋律が多く、明るく綺麗で軟かく軽快である。ソウルと京畿道、忠清道地方の有名な民謡には「아리랑/アリラン」「긴아리랑/キンアリラン」「도라지타령/トラジタリョン」「노랫가락/ノレッカラク」「창부타령/チャンブタリョン」「양산도/ヤンサンド」「늴리리야/ニルリリヤ」「태평가/テピョンガ」などがある。

東部民謡は地域によって唱法、音階、装飾音が少しずつ異なる。
慶尚道は長短が比較的早く陽気で軽快、咸鏡道と江原道は嘆息で哀怨な旋律が多い。
慶尚道地方は「밀양아리랑/ミリャンアリラン」「울산아가씨/蔚山(ウルサン)アガシ」「쾌지나칭칭나네クエジナチンチンナネ」「옹헤야/オンヘヤ」、江原道地方は「정선아리랑/旌善(チョンソン)アリラン」「강원도아리랑/江原道アリラン」そして黄海道地方は「신고신타령/シンゴサンタリョン」「궁초댕기/クンチョテンギ」などがある。

済州道民謡は島である為、陸地比べても労働歌がより多く、島の音楽性がよく表れている。主に平調の旋律が多いが、界面調もいくらかある。「이어도산아/イオドサナ」「오돌또기/オドルトギ」などがある。



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