打楽器

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チャング(장구)、チャンゴ(장고)


役割
独立する楽器として演奏するより、他の楽器の演奏や歌の伴奏楽器として使用する。「サムルノリ」「風物(풍물/プンムル)」を演奏する場合は、独立する楽器として演奏する。

特徴
胴の中央部が細くくびれ「細腰鼓」とも呼ばれる。片側の打面「プクピョン(북편)」の皮は厚く、重くて低い音、反対側の打面「チェピョン(채편)」の皮は薄く、高い音を出す。
両方の皮を結ぶ紐には「テョイゲ(조이개)or(プジョン(부전)」が付いていて、紐を張ったり緩めたりしながら、高低音を調節する。

歴史

高句麗古墳の壁画、新羅時代の梵鐘にはチャングの様な楽器があることから、三国時代には存在したとされている。バチを持って演奏は千年くらい前からとされている。

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ケンガリ(꽹과리)

特徴
「ケンメギ(깽매기)」「ケンメグ(깽매구)」サムルノリ やプンムルノリでは「セイ(쇠)」とも言う。真鍮で作る楽器の一つである。丸型で大きさは20センチ内外である。打楽器の中でも音が大きく技法が多用である。外側を打ち、左の指、3本又は4本でつけたり、離したりしながら長短により調節しながら音を作り出す。

役割
近年、ケンガリの代表的用途として「サムルノリ 」「プンムル」で指揮者役割を担当する。ケンガリの合図により長短と「カラク(가락)」を変えていく。

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プク(복)

プクは「판소리/パンソリ」の伴奏に使用する「소리북/ソリプク」とサムルノリ やプンムルに使用するプンムルプクがある。プンムルプクはカラク(この場合はリズムを指す)を叩く独立した楽器として、伴奏用のプクと言えば「ソリプク」を指す。

ジン(징)

「대취타/テチタ」「サムルノリ 」「プンムルノリ」「仏教音楽」「무속/ムソク」などに使用する。
ケンガリが複雑なリズムを演奏すると、ジンは最初の拍の頭を打ち確実な拍を取る役割をする。
ジンはすべての打楽器を広く包むだけでなく段落に添わせ柔かく融和させる。


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